【第3回公認心理師試験】問46 合理的配慮【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問46 合理的配慮について、適切なものを1つ選べ。 

 ① 公平性の観点から、入学試験は合理的配慮の適用外である。
 ② 合理的配慮の対象は、障害者手帳を持っている人に限られる。
 ③ 合理的配慮によって取り除かれるべき社会的障壁には、障害者に対する偏見も含まれる。
 ④ 発達障害児がクールダウンするために部屋を確保することは、合理的配慮に含まれない。

解くときの考え方

解き方:思考

過去問より、『合理的配慮』については学習済み

負担が大きくなりすぎない程度の配慮、ということで選択肢を考察。

過去問:第1回追試 問12

 ① 公平性の観点から、入学試験は合理的配慮の適用外である。
→公平性の観点としては不適切。×。

公平性について上手に説明できないものか、といろいろ考えてみたのですが、とても分かりやすい説明がありました。

やすはらこどもクリニック
やすはら先生のブログ『平等と公平』

 ② 合理的配慮の対象は、障害者手帳を持っている人に限られる。
→障害者手帳を所持できていない人に厳しい世の中になるのは・・・、と考えて×。(なんらかの事情で障害者手帳を所持できないケースもあるのでは、と想像)

 ③ 合理的配慮によって取り除かれるべき社会的障壁には、障害者に対する偏見も含まれる。
→悪いところが見当たらない。強いて言えば、『偏見』を取り除くことは現実的に可能なのかどうか?しかし、それを目指す世の中であって欲しいとも思うので、保留。

 ④ 発達障害児がクールダウンするために部屋を確保することは、合理的配慮に含まれない。
→授乳室のような部屋を想像したのですが、例えばクールダウンが必要な人が複数人いたとき、全員に同じ部屋を使わせることは対応として効果があるのか?と疑問。その場合、発達障害児1人につき、1部屋用意することになるが、これは負担が大きすぎると考えられる。

私は③、④の2択で④を選択してしまいました。

③が正解と言われたらそうだろうな、とも思えますが、④について私の推察が的を得ていないということが確認できずにいます・・・。

解答:③

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