【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。
解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。
問19 過敏性腸症候群<IBS>について、正しいものを1つ選べ。
① 感染症腸炎は、発症と関連しない。
② 内臓痛覚閾値の低下が認められる。
③ 我が国の有病率は、約2%である。
④ プロバイオティクスは、有効ではない。
⑤ 下痢型IBSは女性に多く、便秘型IBSは男性に多い。
解き方:思考(知識)
① 感染症腸炎は、発症と関連しない。
→関連しないことはなさそうなので、保留。
② 内臓痛覚閾値の低下が認められる。
→「痛覚閾値の低下」は「痛みを感じやすくなる(痛みを感じる強さの判定基準が低い)」という状態だと解釈し、〇。
③ 我が国の有病率は、約2%である。
→10%前後くらいなので、×。
④ プロバイオティクスは、有効ではない。
→プロバイオティクスは生きた微生物のことで、患者の腹痛、膨満感および腸管ガス貯留を低減することが確認されているとのことで、有効なので、×。
⑤ 下痢型IBSは女性に多く、便秘型IBSは男性に多い。
→女性の方が便秘な人が多い印象があったので、×。(あまり根拠がありませんが・・・)
解答:②
【復習】
下記参考によると、内臓痛覚閾値の低下が見られているので、②が〇。
<<参考>>
・過敏性腸症候群の病態モデルと創薬ターゲット
ネット上ではプロバイオティクスや便秘型IBSなどの記述はありましたが、私が学習に使用した参考書にはそれらの記述が見当たりませんでした。
こういう問題は現場で実際のクライエントと接していない人には学習が難しいかもしれませんね。
過敏性腸症候群はストレスや性格・性質と大いに関係ありますし、心理に関する仕事をする上では知っていなければならない病気なのかもしれませんね。
・『公認心理師必携テキスト 改定第2版』
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