【第3回公認心理師試験】問86 ヒトのサーカディアンリズム【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問86 ヒトのサーカディアンリズムと睡眠について、正しいものを1つ選べ。 

 ① 加齢による影響を受けない。
 ② メラトニンは、光刺激で分泌が低下する。
 ③ 時計中枢は、視床下部の室傍核に存在する。
 ④ 睡眠相遅延(後退)症候群は、夕方から強い眠気が出る。
 ⑤ ノンレム睡眠とレム睡眠は、約45分の周期で出現する。

解くときの考え方

解き方:知識

ブループリントにそのままキーワードが載っていますね。

〇サーカディアンリズム
ホルモン分泌や、血圧、体温、睡眠―覚醒といった行動レベルまでにみられる24時間周期のリズム。

ブループリント
大項目:10 脳・神経の働き
中項目:脳神経系の構造と機能
小項目:睡眠、摂食行動、性行動、サーカディアンリズム、情動行動

 ① 加齢による影響を受けない。
→加齢によって、24時間周期の内容は変化していく。×。

 ② メラトニンは、光刺激で分泌が低下する。
→〇

 ③ 時計中枢は、視床下部の室傍核に存在する。
→生物時計。視交叉上核と呼ばれる脳内視床下部に存在する。×。

 ④ 睡眠相遅延(後退)症候群は、夕方から強い眠気が出る。
→夕方から強い眠気が出るのは、睡眠相前進症候群のこと。×。

<<参考>>
e-ヘルスネット
睡眠相後退(前進)症候群
睡眠相後退症候群は入眠困難と覚醒困難が慢性的に持続し、睡眠相前進症候群は夕方の眠気や早朝覚醒を呈する。
睡眠相後退症候群は、社会的に望ましい時刻に入眠および覚醒することが慢性的に困難であり、多くの場合午前3時~6時のある一定の時刻になってやっと寝付くことができる。

 ⑤ ノンレム睡眠とレム睡眠は、約45分の周期で出現する。
→約90分周期で出現する。×。

健康系の知識が豊富な人は解けたかもしれませんね。

私が持っている参考書では『時計中枢』という文言が無く、『生物時計』という文言があり、がそれのことかな?と解釈しました。同じものを違う言葉で表現している記述がけっこうあるので、この辺りも独学で全部把握するのはかなり困難だと感じます。

解答:②

<<参考>>
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