【第3回公認心理師試験】問98 学習の概念【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問98 学びは多様であるが、例えば洋裁を学ぶ際に、工房に弟子入りし、仕上げ、縫製、裁断などの作業に従事し、やがて一人前となるような学びを説明する概念として、最も適切なものを1つ選べ。 

 ① 問題練習法
 ② ジグソー学習
 ③ 問題解決学習
 ④ 正統的周辺参加
 ⑤ プログラム学習

解くときの考え方

解き方:国語

最初は、「工房に弟子入りし」という文言で伝「統」という言葉が思い浮かび、④かな?と直感が働いた問題でした。(私だけの感覚ではないかと思いますが・・・)

文章をよく読むと「作業に従事し、やがて一人前となる」ということで、今でいうOJT(On the Job Training)のイメージがありました。
そして、選択肢を読んで、一番OJTのイメージに近い言葉を解答として選びました。

①と⑤に関しては用語として確認できなかったので、私見解説です。
②、③、④もドンピシャの文言は無かったのですが、似たような言葉に沿った学習と思い、記載しています。(こういうところが心理系の学習において、独学では確認が難しいところですね。)

 ① 問題練習法
→問題練習を数多くこなし、実践的な問題に慣れる学習法。『作業に従事し』を『問題練習』と取られてもよいのか怪しいので、×。

 ② ジグソー学習
→ジグソー法。課題をパーツに分けて、別々に学習し、それを持ち寄って共同学習とする。×

 ③ 問題解決学習
→問題解決法。問題が生じる状況→思考を整える→改善・解決状況のイメージ→具体的解決法→実行計画を立てる。×。

 ④ 正統的周辺参加
→正統的周辺参加論。新参者が周辺的参加者から十全的参加者(一人前)へと参加を深めていく過程。〇

厳密には「十全的参加者=一人前」という意味ではないと思いますが、核心から周辺まで参加できる状態という意味で一人前に近い捉え方をしました。

 ⑤ プログラム学習
→プログラム(決められた課程)をこなすことによる学習。「仕上げ、縫製、裁断などの作業」とあり、プログラム的な手順(課程)とは読み取れなかったので、保留。

本当に感覚なのですが、「工房に弟子入りし」とあるので、プログラム学習って弟子がするというより、生徒がするイメージで、④と⑤で悩みましたが、⑤がしっくりこなかったので、④を選択していました。

解答:④

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