【第3回公認心理師試験】問14 自己中心性バイアスに該当する現象【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問14 自己中心性バイアスに該当する現象として、最も適切なものを1つ選べ。 

 ① ハロー効果
 ② スリーパー効果
 ③ 自己関連づけ効果
 ④ フレーミング効果
 ⑤ スポットライト効果

解答速報:⑤

解き方:知識

第2回問137で回答となる『スポットライト効果』が出ているので、過去問中心で学習している人は解けなければならない問題でした。

また、ハロー効果は第2回問114で出題されています。

【復習】

自己中心性バイアス

他者評価や他社の内的状態の推測をするときに、自己や自分の内的状態に寄って偏った結論を導くバイアスのこと。

 ① ハロー効果

→相手の目立つ特徴の印象が、その人の全体の印象にも影響してしまうというバイアス。(「望ましい一面について」と記載があるものもあれば、「目立たない特徴が過小評価されてしまう」という記載があるものもありようです。)

 ② スリーパー効果

→説得に関する心理学で、「情報源+情報」だと信用されなかったことが、時間が経つと「情報源」の印象が薄れてしまい(眠ってしまい)「情報」だけが残り、信用されるようになってしまう、という現象。

 ③ 自己関連づけ効果

→記銘時に自己に関連 した処理を行うと、意味的な処理や他者に関連した処理を行ったときよりも記憶保持がしやすいという効果。

 ④ フレーミング効果

→客観的には同一の構造をもつ問題であるにも関わらず、言語表現が異なるだけで人々の選択が変化する現象。

1、「できることなら何でもするよ!」

2、「できないことは何もしないよ!」

と言われた人が受け取る印象の違い。

(ちょっと違いますが、個人的に好きな言い変え)

1、「生存率90%の手術」

2、「死亡率10%の手術」

と言われたときの印象の違い。

 ⑤ スポットライト効果

→自分の外見上の特徴や行動が、実際よりも周囲の注目を集めていると推論すること。

実際の業務において、スポットライト効果で悩まされているクライエントのカウンセリングは少なくありません。

私にとってはスポットライト効果が自己中心性バイアスに該当するというイメージも持つことができていました。

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