【第3回公認心理師試験】問134 不登校問題の歴史【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問134 社会状況の変遷によって、子どもの不登校もその発生や捉え方も変遷してきた。この不登校の現象について、適切なものを2つ選べ。 

 ① 1960年代に、ニューカマー家庭の不就学が問題となった。
 ② 1980年代の詰め込み教育の時代に、学校恐怖症が発見された。
 ③ 1990年前後のバブル経済の時代に、登校拒否という言葉が生まれた。
 ④ 2000年代の児童虐待防止法改正以降、居所不明児が注目された。
 ⑤ 現在、不登校の子どもを対象とする特別の教育課程を編成することができる。
  (注:「児童虐待防止法」とは、「児童虐待の防止等に関する法律」である。)

解くときの考え方

解き方:知識

不登校の歴史を知っていないと解けない問題だと思います。
年代と、キーワードの一致を判断できないといけないので、難しい問題だったと思いました。

 ① 1960年代に、ニューカマー家庭の不就学が問題となった。
→1960年談は「学校恐怖症」と言われており、問題となっていた。×

 ② 1980年代の詰め込み教育の時代に、学校恐怖症が発見された。
→学校恐怖症は1960年代。×。

 ③ 1990年前後のバブル経済の時代に、登校拒否という言葉が生まれた。
→「登校拒否」は1970年代。×。

 ④ 2000年代の児童虐待防止法改正以降、居所不明児が注目された。
→「児童虐待の防止等に関する法律」(通称 児童虐待防止法)は2000年11月に施行。ただ、居場所不明児が注目されたかどうかの判断ができません・・・。△

 ⑤ 現在、不登校の子どもを対象とする特別の教育課程を編成することができる。
→特例校(平成17年7月)のこと。〇

<<参考>>
文部科学省
特例校について

私が中学生のときに「登校拒否」という言葉を使っていたので、②は正解かと思っていたのですが、
こんなに昔からだったということをこの復習で知りました。

下記資料を参考にしました。

<<参考>>
札幌学院大学心理臨床センター
不登校問題の今昔

解答:④、⑤

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