【第3回公認心理師試験】問125 J.E.Marciaが提起した自我同一性地位【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問125 J.E.Marciaが提起した自我同一性地位について、正しいものを1つ選べ。 

 ① 同一性達成型とは、人生上の危機を経験し、職業などの人生の重要な領域に積極的に傾倒している地位である。
 ② 早期完了型とは、人生上の危機を発達早期に経験し、職業などの人生の重要な領域に積極的に傾倒している地位である。
 ③ モラトリアム型とは、人生上の危機を経験しておらず、職業などの人生の重要な領域に積極的に傾倒していない地位である。
 ④ 同一性拡散型とは、人生上の危機を経験していないが、職業などの人生の重要な領域に積極的に傾倒しようと努力している地位である。

解くときの考え方

解き方:知識

過去問には無かったかもしれませんが、偶然にも図を書いて学習していたので、とても記憶に残っていました。手持ちの参考書では、下記に記載がありました。

人生上の危機を・・・・・経験している or 経験していない

人生の重要な領域に積極的に・・・・・・傾倒している or 傾倒していない

の2×2の4タイプの説明で、

人生上の危機を経験している + 人生の重要な領域に積極的に傾倒している → 同一性達成型

人生上の危機を経験している + 人生の重要な領域に積極的に傾倒していない → モラトリアム型

人生上の危機を経験していない + 人生の重要な領域に積極的に傾倒している → 早期完了型

人生上の危機を経験していない + 人生の重要な領域に積極的に傾倒していない → 同一性拡散型

危機を経験した上で、やりがいがあるものに出会えいている(積極的に傾倒できるものがある)ことが一番理想的であり、
それを『同一性達成』と考える。

逆に自我同一性が確立できない状況が、
危機を経験せず、やりがいがあるものもない状態であり、それを『同一性拡散』と考える。

危機を経験することなく、やりがいがあるもの出会いえている状態を『早期完了』(危機を乗り越えるというステップを飛ばしてやりがいを見出している)と考える。

という印象で覚えていました。

 ① 同一性達成型とは、人生上の危機を経験し、職業などの人生の重要な領域に積極的に傾倒している地位である。
→〇

 ② 早期完了型とは、人生上の危機を発達早期に経験し、職業などの人生の重要な領域に積極的に傾倒している地位である。
→×

 ③ モラトリアム型とは、人生上の危機を経験しておらず、職業などの人生の重要な領域に積極的に傾倒していない地位である。
→×

 ④ 同一性拡散型とは、人生上の危機を経験していないが、職業などの人生の重要な領域に積極的に傾倒しようと努力している地位である。
→×

解答:①

もはや過去の記憶ですが、なぜか興味を持って覚えていたんですよね・・・。
不思議です。

<<参考>>
『公認心理師試験対策標準テキスト』

コメント

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