【第3回公認心理師試験】問2 統合失調症の症状が増悪【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

解き方:思考

問2 統合失調症の症状が増悪したクライエントへの公認心理師の介入について、適切なものを1つ選べ。

① 症状増悪時は、心理的支援を行わない。
② 幻聴に関して、幻覚であることを自覚させる。
③ 緊張病性昏迷では、身体管理が必要となる可能性があることを家族に伝える。
④ 作為体験によるリストカットは、ためらい傷程度であれば特に緊急性はない。
⑤ 服薬を拒否するクライエントに対して、薬は無理に服薬しなくてよいと伝える。

「統合失調症の症状が増悪したクライエントへの対応」については学習したことが無かったので、その場で考えました。

① 症状増悪時は、心理的支援を行わない。

→統合失調症が増悪したときの心理的支援がどのくらい有効なのかイメージがわかなかったので保留。

② 幻聴に関して、幻覚であることを自覚させる。

→「自覚させる」というワードは不適切である(実際の心理的支援で効果が期待できない)ことが多いので×。

③ 緊張病性昏迷では、身体管理が必要となる可能性があることを家族に伝える。

→『昏迷』は過去問で既出用語なので学習済み。昏迷時は周りの人(家族など)の助けは必須だと思われるので保留。

過去問:第2回 問30

④ 作為体験によるリストカットは、ためらい傷程度であれば特に緊急性はない。

→「緊急性はない」という楽観的なワードは不適切であることが多いので×。

⑤ 服薬を拒否するクライエントに対して、薬は無理に服薬しなくてよいと伝える。

→『統合失調症』でさらに増悪している状態で薬を服薬しないという状況がイメージできなかったので×。

①と③の2択で考えたときに、より全体的に正答になりそうなのが③という判断をしました。

実際に統合失調症のクライエントと接することがある方は簡単に解ける問題だったと思われます。

回答:③

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