【第3回公認心理師試験】問41 睡眠薬の副作用【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問41 睡眠薬に認められる副作用として、通常はみられないものを1つ選べ。 

 ① 奇異反応
 ② 前向性健忘
 ③ 反跳性不眠
 ④ 持ち越し効果
 ⑤ 賦活症候群<アクティベーション症候群>

解くときの考え方

解き方:国語(知識)

睡眠薬の成分についての知識や、睡眠薬について知識があれば難なく解けた問題でしょう。

私は、知っていたわけではありませんが、睡眠薬の副作用で賦活症候群は無いだろうと思って、⑤を選んでしまいました。

明確な根拠があったわけではないのですが、睡眠薬は身体のいろんな機能を鈍麻させていくイメージだったので、それで活発になってしまっていたら副作用どころか、主作用できてないじゃないか、と考えてしまいました。

賦活症候群については過去問で学習していました。

過去問:第1回追試 問57

 ① 奇異反応
→『本来予想される作用と逆の反応が起こること』のことらしいのですが、ベンゾジアゼピン系の奇異反応として、

興奮しやすく、攻撃的な行動をとったりすることが例に挙げられているようです。

ただ、上記の定義でいうと、睡眠薬の場合、眠くなることの逆なので、目がさえて活動的になってしまう、という反応になるように思ってしまいます。もしそうであれば、⑤も正解になってしまいそうですが、実際はどうなのでしょうか。もっと調べる必要がありますね。

 ② 前向性健忘
→「新しいことがらを記憶できなくなる」という症状。ベンゾジアゼピン系睡眠薬の副作用としてあるらしい。

 ③ 反跳性不眠
→手持ちの資料には説明が見つけられなかったのですが、「突然服用を中止すると服用前より強い不眠が現れるようになる」ことのよう。字面から想像していたのですが、合っていたようです。まさに副作用ですね。

 ④ 持ち越し効果
→これも具体的に言葉は知らなかったのですが、字面から二日酔いみたいなものかなと思っていました。翌朝にも眠気や頭痛、倦怠感などの症状があること。

 ⑤ 賦活症候群<アクティベーション症候群>
→選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などの抗うつ薬の副作用のひとつ。

結果論ではありますが、睡眠薬の副作用とSSRIの副作用を判別しなさい、という問題だったようですね。

過去問をしっかり学習していたら、解ける問題だったようです。

解答:⑤

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