【子育て】間違うと後悔します!すぐばれる嘘をつき続ける子どもの対応

子育て

子育てにおいて、子どもが都合の悪いことを隠そうと嘘をつくことってありますよね。

親からするとバレバレの嘘なのですが、何度言っても嘘をつく。

例えば、子どもが宿題をせずにゲームばかりしていた状況など、

「宿題したの?」

と質問するとします。

このとき、子どもが

宿題をせずに、ゲームしていることは問題だ!

と認識した場合、

「すみません。まだ宿題をやっていません。」

と、正直に言うか、

「うん、やったよ」

と、嘘をつくかの2種類の答えが返ってくると思います。

親の反応を恐れる子どもは嘘をつき、
親の反応を恐れていない子どもは正直に言います。

このような状況のときに、考えてもらいたいことがあります。

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子どもが嘘をつく理由とそれが問題になる理由

子どもに嘘をつかせないようにするためには、親の反応を恐れないような関わり方をしなければなりません。
恐れ方はいろいろあります。

・ゲームをさせてもらえないなどの罰を与えられてしまう
・親が感情的なってしまい、酷く怒られてしまう
・親が不機嫌になり、それ以降の居心地が悪くなってしまう
・親に失望されてしまう

などなど、様々な要素があると思います。
だからこそ、
・罰の内容と与え方
・親の感情のコントロール

は親子関係におてい大きな要素となり、良い親子関係の構築(子どもから親への信頼貯金)の増減に影響します。

子どもから親への信頼が無くなったとき、
嘘もつかなくなり、話を聴こうともしなくなります。
こうなってしまうと、ご家庭の状況はかなり悪くなっていきます。
「子どもはそんなものでしょう」
と思われる方もいらっしゃると思います。

しかし、実はちょっと考えた方が良いことがあります。
もしかしたら、子どもからの信頼が少しずつ減っていっている可能性があります。
子どもでも、全力で信頼を得るように関わっていれば、それに応えるように成長してくれます。

とはいえ、親も感情のある人間です。
多くの時間を共に過ごす家族に対して、一切感情的にならず好ましい反応ばかりをし続けることは難しいと思います。

子どもの性質によっても、「周囲の人を恐れやすい性質」もあります。
たった一回怒鳴られただけで、人が怖くなるという人もいます。

そういうこともあり、子どもが「都合が悪い」「都合が悪くなる」と感じたときに嘘をつくことはよくあります。

暴かない方が良い嘘

子育てにおいては、「子どもの嘘は暴かない方が良い」という考え方もあります。

嘘をつく理由のひとつとして、

「相手との関係性を壊したくない」

という思いもあると思います。

例えば、

ある友人に本を貸していたとします。
その本はあなたにとってとても大切な本だったのですが、とても有用で役に立つ本だと思っているので、友人がその本に興味を持ってくれたことを嬉しく思い、貸してあげたとします。

しかし、なかなかその友人が本を読む気配もなく、返してくれるのか不安になってきました。

思い切って本について尋ねてみたところ
「ごめん!忙しくてまだ読めてなかった。明日返すね。」
とすぐに返すと言ってくれました。

このとき、あなたは
「本当はちゃんと読んで欲しかったし、読んだ感想などを共有できたら良かったのに」
と少しがっかりすることもあると思います。

そんなとき、友人から
「せっかく貸してくれたのに、ちゃんと読めなくてごめんね。でもありがとう。」

と言われたとしたら、
「ううん。いいよ。」
と返してしまわないでしょうか。

ここで、正直に
「すごく良い本だし、私にとっても大切な本だったから、是非読んで欲しかった。残念な気持ちだよ。」
と言うことができるでしょうか。

多くの場合は、正直に言えず、取り繕う言葉を返すと思います。

これは、友人との関係性を悪くしたくないという思いから出てくる嘘だと思います。

さて、話を子どもの嘘に戻すと、
子どもが嘘をつくのも、その場の関係性を悪くしたくないから、という思いもあるので、子どもの嘘は暴かない方が良いという考え方もあります。

ただ、子どもの性質によっては「嘘をつくことが自分にとってマイナスになる。」という学習をさせる必要があることもあります。

そもそも、嘘をつかなくても関係性が悪くならないという信頼を得ることが一番大事なことなので、
嘘を暴くことなく、嘘をつかなくなるように接していくことが重要です。

嘘をつかせることによって発生する大きな問題

もし嘘をつかせてしまった場合の対応を間違えてしまうと、親子関係を大きく悪化させてしまう可能性があります。

どういうことかと言いますと、
コミットメントの力
一貫性の法則
などと呼ばれる、社会心理学の言葉があります。

これは、

一度口にしてしまったことについて、一貫性を保とうと働く意思の力

です。

例えば、最初の例で子どもが宿題せずにゲームをしていたときに、

「宿題したの?」

と聞いたとします。
その場しのぎで

「うん。したよ。」

と答えが返ってきたときに、
親は「あやしい・・・」と感じて、その確認をしようとします。

「じゃあ、やったところを見せてちょうだい。」

そうすると、子どもも「すみません。本当はやってませんでした。」
と言えば、そこで終われるのに、「やった」と言っていることにより、なんとかして「やった」という事実に合うように行動し始めます。

過去の宿題を見せて、それの復習と言いだしたり
教科書を読むことが宿題だったと、形に残らないものを宿題と言ったり

そして、ここでもさらに嘘を重ねてしまっているのです。

「この宿題をやった」

と言ってしまっているので、その日の宿題が終わったことにならないと一貫性が保てません。

もし、嘘を暴くことをしようとしなければ、夜遅くになってこそこそ宿題をすることもあったかもしれません。
「やったつもりだったけど、他にも宿題があったことを思い出した」
と言って、やりはじめることもあったかもしれません。

子どもが嘘をついたときの対応とは

ここで大事なことは、
・嘘をつかせることが悪い
・嘘を暴くことが悪い
ということではありません。

親として、子どもにどういう行動をとってもらいたいか。
親として、子どもにどういう成長をしてもらいたいか。

ということを考えることで、どのような行動が適切かは変わってきます。

例えば、
「時間がかかっても良いから、宿題をちゃんとして欲しい」
と思うのであれば、嘘をつかせない方が良いということになります。

「宿題したの?」

と聞くのではなく、

「宿題はいつする予定なの?」

と聞いた方が子どもも答えやすくなるでしょう。
もちろん事前、「宿題してないでゲームをしてても怒られない」という信頼関係を構築している必要があります。

親の思い、子どもの性質によってこれらのケースは様々あります。
いざという時に、子どもが親に対して本音を話してもらえる関係性を作るということを一番考えてもらえたらと思います。

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