親が子どもに絶対にしてはいけないこと

子育て

世の中には、子どもにあまり興味を持たない親御様、
とても興味を持ち、熱心に教育をする親御様、
いろんな親御様がいらっしゃいます。

カウンセリングでも子どもの相談を受けることが多くあります。
子どもが引きこもるという悩み事は、
子どもを大事にしている親御様にとってはとてもつらい悩みです。

自分の問題であれば、努力や気合でなんとかできるかもしれませんが、
子どもの問題は親では解決できないことがほとんどです。

そして、子どもを大事にしており、とても熱心に子どものことを考えている親御様ほど、
この状況がとても辛く、苦しい時間になってしまいます。

また、この辛い時間というのは、とてつもなく長い期間になってしまったり、
一生終わらないこともあったりします。

子どものことに興味が無く、「自分が楽しく過ごせたらそれでいい」と思える親の場合、
子どもがゆっくりと心を立て直すのを待つことができ、そこまで苦しい時間の連続にならないこともあります。

今日は様々なご家庭のカウンセリングをしてきて、

「これだけはやってはいけないな。」

と思ったことをお伝えしたいと思います。

「私は子どもを大事にしたいし、できればしっかりと教育を受けさせたいです」

「子どもには、これからの時代を生き抜いていくために、いろんな力を身に付けさせてあげたい」

「とにかく、ストレスに負けない子どもになって欲しい」

などと、願っている親御様は必見ですので、是非最後まで読んでいただけたらと思います。

絶対にやってはいけないこと

それは、『キレる』と『暴力』です。

いやいや、これがやってはいけないことということは、ほとんどの親御様が知っていることだと思います。
でも、やっちゃう人がいるんです。
しかも、けっこういるんです。

子どもが嫌いで、憎いならギリギリアウトです。(結局アウト)

しかし、子どもが大好きで大事にしていても、やってしまうことがあります。
そしてそのときに子どもは親を嫌い、引きこもりますが、親は子どもが大事で大事で、どうにもできない状況になります。

これは本当に辛いことです。

涙ながらにお話ししてくださる親御様の話を何度も何度も聴きました。
一番助けてあげたいと思っているのに、
一番近くにいてあげているのに、
それなのに、一番つらい思いをさせてしまい、させられてしまう。

残念ながら、このような状態になったときに短期間で状況を改善することは非常に難しいです。
こうならないためにも、『キレる』と『暴力』は絶対にやってはいけません。

なぜ、この二つが絶対にやってはいけないかというと、
理由は大きく2つあります。

絶対にやってはいけない理由その1:子どもからの信頼を失くしてしまう

子どもは様々なタイミングで自分の思いや真剣なことを話してくれます。
ときには本気で打ち込んでいる遊びがあったりもします。

しかし、そのようなときにキレる暴力をしてしまうと、子どもは深く傷つきます。

今までいろんなケースを見てきました。

「機嫌を損ねたら叩かれた」

「できなかったらキレられた」

「ゲームしてたらゲーム機を壊された(捨てられた)」

「漫画本をビリビリに破かれて捨てられた」

「期待する返事をしなかったら怒鳴られた」

たった一回だけでも、子どもは深く傷つくことがあります。

カウンセリングの中でも、
そういう関わり方をしていたことを深く反省し、改める努力をし続ける親御様もたくさんいます。
そして、実際にそうなっています。

しかし、子どもの方はというと、

「実際には変わっていると思う。でも、やっぱり怖いんです・・・・。」

と親が変わろうとしている、あるいは変わっていることを感じ取っているにも関わらず、
やはり親に本音は言えないという子どもの話を、私はたくさん聴いてきました。

親御様も、子どもも本当に辛そうです。

きっかけの問題ではなく、本当に時間をかけて解決していくしかない深い心の傷です。
深層心理に至る心の傷であることもあります。

むしろお互いが憎しみ合って、ある意味諦めることができる方が動きやすいのではと思ってしまうほどです。(そういうご家庭はカウンセリングには来ないので、私は話を聴いたことがありませんが)

絶対にやってはいけない理由その2:子どもの性質への悪影響

1つ目の理由と同じように

「機嫌を損ねたら叩かれた」

「できなかったらキレられた」

「ゲームしてたらゲーム機を壊された(捨てられた)」

「漫画本をビリビリに破かれて捨てられた」

「期待する返事をしなかったら怒鳴られた」

こういう経験を続けることによって、

「自分の本気の思いを発することが怖い」

となってしまう子どもがいます。
全員が全員ではありません。

私自身も、そういう親の元育てられてきました。
「自分の一番大事な思いは絶対に誰にも話さない」と心に決めていた時期もありました。
強がって、捻くれて、本当に可愛くない子どもでした。

強がって、捻くれても「自分は悪くない」と信じきれていたから良かったのですが、
「自分は悪くない」と信じきれない子どもたちは、どんどんうちにこもっていってしまいます。

そういう子どもたちは、

自分の思いを話すことができない

自分の言葉で話すことに抵抗を感じてしまう

自分の未来に興味が持てない

他人を認めることができない

何も行動することができない

他人がしていることはできない

いろんな思いを抱えてしまい、動けなくなってしまい、
恐怖や不安ばかり感じてしまうようになってしまいます。

自分自身を含め、すべてを否定するので、何の行動も起こせなくなってしまい、
悪くなった状況を自分の力では変えることができなくなってしまいます。

また、キレられる暴力を振るわれるのが怖くて、自分の思いを我慢することに慣れてしまうので、

何かしたいことが出てきたとしても、それを諦めることがとても上手になってしまいます。

さらに、同じ理由で親の機嫌をうかがうことばかり考えるようになってしまいます。

そうなるとどうなるのかというと、
例えば、学校に行けなくなった子どもの場合、
本当は、
「学校に行くためにはどうしたら良いのだろう?」
「なぜ自分は学校に行けなくなってしまったのだろう?」
「学校に行かないとしても、何か他にできることはないだろうか?」

などのことを考えることで、状況を改善していくことができます。

しかし、親の顔色を伺う子どもはこのときに、

「どうやったらキレられないでいられるかな?」
「もしキレられたらどうやってやり過ごそう。」
「キレるギリギリのラインはどこだろうか。」

などと、親との関りをいかにしてやり過ごすかしか考えません。

これでは、状況は一向に解決することは無く、
このときに親が熱心に関われば関わるほど、状況は悪化し、長期化していきます。

この状態に陥ってしまうと、本当に辛いです。
カウンセリングを受けることで、ようやく解決の糸口が見えてくることもあります。

もし、この状況から復学できたとしても、
子どものこの性格は簡単には改善できません。
その後、人生において本当に楽しいと思えることに出会えるのか難しいところです。

私の活動は、そういう状態になった子どもや親御様でも、自分の人生の未来を楽しみになっていけるように支援することです。

絶対にやってはいけないことをやらないためには

とにかく大事なのは、自分の感情のコントロールを身に付けることです。
落ち着いて、冷静であれば、やってはいけないことをやることはありません。

感情が高ぶってしまうから、カッとなってしまったりするのです。

感情のコントロールについては、当ブログの他の記事でもたくさんご紹介しておりますので、
そちらの方も読んでいただけたら、お役に立てるかと思います。

そして、「させようとしない」ということを心構えてください。

子どもにさせようとすると、コントロールすることになります。
子どもがコントロールされているうちは良いかもしれません。
しかし、それは子どもが『受け身の行動』しかできなくなってしまう可能性もあります。

また、子どもが反発してきたときに、それを受け入れられず、キレる暴力をふるうなどの行動をしてしまうかもしれません。

子どもに行動「させようとする」のではなく、「したくなる」ように関わるのが一番良い関り方です。
そのような関り方を身に付けたい方は、是非心理学などを学ぶことをお勧めします。

子どもとの関わり方、自分の感情のコントロールを身に付けることができれば、
とても良い親子関係を築けますし、
楽しい家庭を育むことができます。

家庭に温かいコミュニケーションと関わり合いがあると、本当に幸福を感じることができます。

前述の地獄のような状況とは大きく異なります。

できるだけ多くのご家庭が幸せで溢れる世の中になっていけるように、私も様々な情報を発信していくよう努めて参ります。

ご参考になれば、幸いです。

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