後回し癖が身に付いてしまう要因

セルフケア

みなさんの周りには『後回し癖』がある人っていたりしませんか?
もしくは、自分自身がそうであったり、みなさんのお子さんがそうであったりしませんか?

そして、それは「そういう性格だから」と諦めていたりしませんか?

実はそうではない可能性があり、それを改善できる方法があるというお話を、今日はしていきたいと思います。

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●そもそも『後回し』をしてしまう目的とは

多くの人が「めんどくさいから」という理由が思いつくと思います。
しかし、本当にこれが理由であれば、
「後回しする方がめんどくさい」
という理由で、すぐに行動できるようになると思います。

『後回し』するには理由よりも、目的に着目した方がわかり易いです。

後回しをすることによるメリットは

「今それをすることによって受ける(可能性のある)ストレスを避けることができる」

です。

●『後回し』によって避けられるストレスとは

おそらく、その行動をすることによってストレスを感じない場合は、
すぐに実行することができるでしょう。

後回しにされることは、多くの場合はストレスを感じます。
そして、ストレスを感じる行動の特徴としては、

『行動して成果を得られなかったときに感じるストレスが大きい』

というものがあります。

失敗を怖がる人の多くが、このストレスを受け止めることができずに、挑戦することができなかったりします。

●なぜ『後回し』によって避けたいと思うほど『失敗によるストレス』が育つのか

あなたが働いているとして、そのときのあなたの上司、先輩は次の2人のうちどちらが良いと感じますか?

1、失敗に厳しい人
2、失敗したときも優しく寄り添ってくれる人

さらに、どちらの上司の元の方が頑張れると思いますか?

1、失敗に厳しい人
2、失敗したときも優しく寄り添ってくれる人

この2つの質問に対して、『2』と答えた方は多いのではないでしょうか。

1の上司であれば、失敗したときのストレスを大きく感じることになります。
そして、それを繰り返すことで、『失敗すること = ストレスを感じる』という感覚が育ってしまいます。

逆に失敗を恐れない人は、

『失敗すること = 未知のものを既知のものにできる成長』

という自分にとってプラスであるという感覚を持っていることが多いです。

つまり『失敗した』という認知に対してマイナスの感情を発生させるようなことが続くと、
『失敗すること』を避ける傾向が大きくなります。

子育てで言えば、

親が何かをやらせようとして、
それをしなかったときに厳しく叱責する
などがよくあるパターンでは無いでしょうか。

こうして、『失敗することは良くないことだ』という認知を育ててしまうと、
自分に対しても厳しくなってしまいます。

自分自身で、自分に対して先ほどの1の上司のような思考を持ってしまうと、
より失敗したときのストレスは大きくなってしまいます。

いわゆる、
・自分に厳しい人
・理想が高い人
・完璧主義な人
などが、それにあたります。

さらに凶悪なことに、その嫌な上司は24時間常に自分と一緒に行動を共にし、
頭の中まで見透かしてくるのです。

これでは、メンタルが病んでいくのも無理はありません。

●『後回し』を改善するには、『失敗することによるストレス』を減らすこと

ここまで読んでくださった方はもうお分かりだと思いますが、

失敗することによるストレスを減らすには、
失敗したときに自分にとってマイナスな感情を減らす経験を積ませることです。

つまり、子育てで言えば、
・怒らない
・叱らない
・寄り添う
・気にかける
・励ます
などがそれにあたると思います。(個人差はあります)

「そうすると失敗が気にならなくなり、成長しなくなるのでは?」

と心配される方もいらっしゃいますが、

『失敗を恐れて行動しない人』と『失敗を恐れず行動する人』ではどちらが成長すると思えますか?

ということを考えてみると良いかもしれません。

●『失敗することによるストレス』を減らすには、『思いやり』をもつこと

失敗した相手にたいして、自分なりに思いやりを持って接してみようと考えてみてください。
思いやりを持って、相手を攻撃するということはあり得ません。

思いやりとは
「相手が今どんな気持ちであり、その人にとって何が一番プラスになるのか」
を考えることです。
少なくとも、怒ったり、叱責したりして、失敗によるストレスを育てることでは無いはずです。

そして、子育てにおいては特に意識してそれをしなければなりません。

なぜなら、思いやりのお手本を見せることによって、
子ども自身が自分に対して思いやりを持てるようになっていくからです。

つまり、
2、失敗したときも優しく寄り添ってくれる人
が24時間常に自分を助けてくれる状態になれるのです。

●『思いやり』を育てることは、その人の人生を豊かにする

「人は自分を愛する以上に他人を愛することはできない」

という言葉がありますが、
自分に思いやりを持てない人は、他人を思いやることができません。

他人を思いやれる人は、他人から好かれることが多いでしょう。
他人に好かれる人と、そうでない人はどちらが豊な人生を歩めるかは、想像しやすいと思います。

また、自分を思いやることができる人は、未来の自分も思いやることができます。

未来の自分を思いやることは、未来の自分にとってより良い選択、行動を選ぶことができるようになります。

それは、

後回しによって未来の自分が困ると感じた場合、後回しをしなくなる

ということにつながります。

今子育て中の方は子どもに対して、
自分に厳しく、なぜか行動できないでいるという方は、自分自身に対して
是非、思いやりを持って接してみてください。

それが難しい方は、カウンセリングを受けてみると良いかもしれません。

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