【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。
解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。
問題
問44 ナラティブ・アプローチに基づく質問として、最も適切なものを1つ選べ。
① その出来事が起こったとき、どのような考えが頭をよぎりましたか。
② 今話されていたことですが、それを今ここで感じることはできますか。
③ その罪悪感は、どのようにお母さんとの関係を邪魔しているのですか。
④ 寝ている間に問題が全て解決したとしたら、どのように目覚めると思いますか。
解くときの考え方
解き方:思考
これはブループリントにそのまま単語が載っていますね。
【復習】
ブループリント
大項目:4 心理学・臨床心理学の全体像
中項目:心理学・臨床心理学の成り立ち
小項目:ナラティブ・アプローチ
ナラティブ → 「語り、物語」であることを知っていれば想像して解けるかもしれませんが、
ナラティブ・アプローチを正確に理解していないと、難しいと感じる人もいるかもしれません。
公認心理師必携テキスト第2版にもしっかりと記載されていますが、
個人的には、このテキストに記載されている下記の文章では、この問題の解答は難しいと感じました。
主観的側面を含めてパーソナリティを理解しようとすることを「ナラティブ・アプローチ」とよぶ。
① その出来事が起こったとき、どのような考えが頭をよぎりましたか。
→刺激に対してどのような反応を示したのかを知ることは、主観的側面とその個性を知ることになると思うので正解かもと思い、保留。
② 今話されていたことですが、それを今ここで感じることはできますか。
→主観的な語りを阻害している質問になっているので、×。
③ その罪悪感は、どのようにお母さんとの関係を邪魔しているのですか。
→私は「物語り(ストーリー)」という解釈をしていたので、登場人物による影響も必要な問いかと思い、保留にしました。
④ 寝ている間に問題が全て解決したとしたら、どのように目覚めると思いますか。
→よくわからなかったので、×。(何かのアプローチに沿った質問だとは思いますが・・・)
①、③でよりストーリー性がありそうだという理由で③を選びました。
本来の考え方としては、
ナラティブ・アプローチ自体が、社会構成主義の流れを受け継いでいるものなので、
社会的相互作用の観点が必要な③が解答として適切、ということだと思います。(実はこの文脈も公認心理師必携テキスト第2版に記載あります。)
解答:③
<<参考>>
『公認心理師必携テキスト 改定第2版』
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