【第3回公認心理師試験】問101 少年による刑法犯犯罪【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問101 2016年(平成28年)から2018年(平成30年)までの少年による刑法犯犯罪について、正しいものを1つ選べ。 

 ① 検挙人員は減少している。
 ② 共犯者がいるものは60%以上である。
 ③ 検挙されたもののうち、学生・生徒は30%以下である。
 ④ 14歳から15歳の検挙人員は、16歳から17歳の検挙人員よりも多い。
 ⑤ 殺人・強盗・放火・強制性交等(強姦)の凶悪事件は10%程度である。

解くときの考え方

解き方:知識

こういう問題は、テレビとかを見ていると知っていることもあるかもしれませんね。
私はこれ系(実際の発生件数などのデータに関わる問題)は、業務に関わるもの以外は捨てていました。

 ① 検挙人員は減少している。
→〇。

<<参考>>
第2編 平成における犯罪・少年非行の動向

 ② 共犯者がいるものは60%以上である。
→×。

<<参考>>
4 共犯事件

 ③ 検挙されたもののうち、学生・生徒は30%以下である。
→×。
30年では67.8%(前年比2.2pt低下)であった。(①<<参考>>(4)就学・就労状況)

 ④ 14歳から15歳の検挙人員は、16歳から17歳の検挙人員よりも多い。

→×。

(①<<参考>>(1)年齢層別動向)
年少少年(315.0)より、中間少年(393.3)の方が多い。
[補足]
年少少年……14歳、15歳
中間少年……16歳、17歳
年長少年……18歳、19歳

<<参考>>
警察庁
令和元年中における少年の補導及び保護の概況

 ⑤ 殺人・強盗・放火・強制性交等(強姦)の凶悪事件は10%程度である。
→×。

平成30年、事件総数23,489人に対して、凶悪事件は463人なので、約2%。
<<参考>>
警察庁
令和2年警察白書 統計資料
2-46 刑法犯少年の年齢別、罪種別検挙人員(平成30年及び令和元年)

解答:①

この問題、直接関わりのある仕事をしている人でも選択肢全部について知識がある人は少ないのでは、と感じました。

ただ、実際の答えである①を解答する程度の知識は持てそうです。

問97のときも感じましたが、こういう細かい数値で正誤判定してくる問題は、わかりやすい選択肢が解答になるかもしれませんね。(私見)
なんだか、センター試験(古)のテクニックみたいな考え方ですが。
わからない場合は、ダメ元で解答するのもありかもしれません。

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