【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。
解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。
問22 Alzheimer型認知症について、最も適切なものを1つ選べ。
① うつ症状が起こる。
② 見当識は保持される。
③ 近時記憶障害は目立たない。
④ 具体的な幻視が繰り返し出現する。
⑤ 注意や明晰さの著明な変化を伴う認知の変動がみられる。
解き方:知識
認知症は絶対出題されると思っていたので、過去問に出てきた
・Alzheimer型認知症
・Lawy小体型認知症
・脳血管性認知症
・前頭側頭型認知症(ピック病)
・正常圧水頭症
・Cleutzfeldt-Jakob病
については、学習していました。
過去問:
第1回 問24
第1回追試 問13
第1回追試 問25
第1回追試 問94
<<参考資料>>
公認心理師必携テキスト改訂第2版
公認心理師 完全合格問題集2020年版
公認心理師試験対策標準テキスト
【認知症】
[中核症状]
記憶障害、見当識障害、理解・判断力の低下、実行機能の低下、失語・失行・失認
[周辺症状(BPSD)]
徘徊、暴力・暴言、不潔行為、物とられ妄想、幻覚、錯覚、抑うつ、失禁
【アルツハイマー型認知症】
[原因など]
脳全般にアミロイドβ蛋白が蓄積し、脳神経細胞が変異あるいは脱落してしまう。
[特徴的な症状]
・認知機能障害(もの忘れなど)
・自発性の低下(無気力)
・精神症状(抑うつや不安、易興奮)
・暴力や徘徊などの問題行動
[経過]
記憶障害から始まり広範囲な障害へ徐々に進行する
あと、志村けんのコントのおじいちゃんのイメージで覚えていました。
① うつ症状が起こる。
→上記より〇。
② 見当識は保持される。
→「朝めしはまだかい?」「おじいちゃん、もうお昼よ。」なので×。『見当識』は「今がいつか(時間)」「ここがどこか(場所)」の認識。見当識障害は認知症の中核症状。
③ 近時記憶障害は目立たない。
→「めしゃーまだかい?」「おじいちゃん、さっき食べたでしょ」なので×。記憶障害も認知症の中核症状。
④ 具体的な幻視が繰り返し出現する。
→Lawy小体型認知症の特徴なので×。(なので、というのは成り立たないのですが、試験の解答という性質上そう考えました。)
⑤ 注意や明晰さの著明な変化を伴う認知の変動がみられる。
→徐々に進行する、なので×。
志村けんのコントは、子どものとき本当に大好きでよく大笑いしていましたが、身近な人がこの状態になったらきっと笑えないんだろうな、と思い少し複雑な気持ちになりました。
志村けんのおじいちゃんはお芝居としてパーキンソン症状も出ていたので、Lewy小体型認知症だったかもしれません。
解答:①
<<参考資料>>
『公認心理師必携テキスト 改定第2版』
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『公認心理師 完全合格問題集 2020年度版』
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『公認心理師試験対策標準テキスト』
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