【第3回公認心理師試験】問23 児童の社会的養護における家族再統合【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問23 児童の社会的養護における家族再統合について、最も適切なものを1つ選べ。 

 ① 家庭復帰が困難な子どもは対象ではない。
 ② 児童福祉施設は、家族再統合には積極的に関与しない。
 ③ 家庭裁判所は、申し立てがあった場合、直接保護者に適切な治療や支援を受けることを命令できる。
 ④ 子どもが、家族の歴史や事情を知った上で、肯定的な自己イメージを持つことができるよう支援する。
 ⑤ 施設や里親などにおける子どもの生活が不安定になるため、分離中の実親との交流は、原則として控える。

解き方:国語

試験時は、『家族再統合』という言葉を知りませんでした。「家族が再び良い関係性になることかな」と想像して、解いてみました。

 ① 家庭復帰が困難な子どもは対象ではない。

→こういう子を対象にしないというのは嫌だな、と感じて×。

 ② 児童福祉施設は、家族再統合には積極的に関与しない。

→「積極的に」というワードが引っかかったのですが、そうあって欲しいと思って×。

 ③ 家庭裁判所は、申し立てがあった場合、直接保護者に適切な治療や支援を受けることを命令できる。

→家族再統合のことでは無さそうだったので、×。家庭裁判所は直接保護者に適切な治療や支援を受けることを命令はできないらしい。家庭裁判所が命令できるのは「権利」に関すること(という認識です)。

 ④ 子どもが、家族の歴史や事情を知った上で、肯定的な自己イメージを持つことができるよう支援する。

→『再』統合なので、文章としては問題無さそうに感じたので、保留。

 ⑤ 施設や里親などにおける子どもの生活が不安定になるため、分離中の実親との交流は、原則として控える。

→分離中の実親との交流を控えること自体が誤りだとは思わなかったのですが、『家族再統合』というと引っかかるので保留。

④、⑤で比べたときに、一番解答としてしっくり来ると思うのは④だったので、④を選択。

全くわからずに悩んだときは、「こういう世の中であって欲しいな」という思いで選択肢を選ぶようにしています。

解答:④

【復習】

ブループリントにばっちり文言が書いてある問題でした。

ブループリント

大項目:17 福祉に関する心理学

中項目:虐待、認知症に関する必要な支援

小項目:親子関係調整、家族支援、家族再統合、回想法、生活の中の治療

手持ちの資料には「家族再統合」の定義について記述のあるものを見つけることができませんでした・・・。

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