【第3回公認心理師試験】【事例】問61 J.O.Prochaskaらの多理論統合モデル【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問61

30歳の男性A、自営業。Aは独身で一人暮らし。仕事のストレスから暴飲暴食をすることが多く、最近体重が増えた。このままではいけないと薄々感じていたAは、中断していたジム通いを半年以内に再開するべきかどうかを迷っていた。その折、Aは健康診断で肥満の指摘を受けた。

J.O.Prochaskaらの多理論統合モデル<Transtheoretical Model>では、Aはどのステージにあるか。最も適切なものを1つ選べ。 

 ① 維持期
 ② 実行期
 ③ 準備期
 ④ 関心期(熟考期)
 ⑤ 前関心期(前熟考期)

解くときの考え方

解き方:知識

多理論統合モデル
J.Prochaska、C.DiClementeによって提唱された理論。
健康行動を発現・持続させるために、5つのステージが想定され、健康行動をとる個人が、どのステージにあるのかを焦点化し、そのステージの特徴に適した支援を行うことで、健康行動を発現させ維持させることを目指す。

1、無関心ステージ:半年以上、健康行動を行う意思がまったくない

2、関心ステージ:半年以内に健康行動を起こそうと思っている

3、準備ステージ:1か月以内に健康行動を起こそうと思っている

4、実行ステージ:半年未満で健康行動を実施している

5、維持ステージ:半年以上継続して健康行動を実施している

健康行動について、どのくらいの時間間隔で取り組もうと考えているか、あるいは取り組んでいるかという指標のようです。

多理論統合モデルについて詳しく把握していなかったのですが、文章と言葉から推測して解きました。

「中断していたジム通いを半年以内に再開するべきかどうかを迷っていた」

と記載があるので、当てはまるのは上記より、関心ステージになります。

従って、回答は

④ 関心期(熟考期)

になります。

解答:④

実は私はこの理論を暗記していなかったので、国語で解いてしまいました・・・。

<<参考>>
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