【第3回公認心理師試験】問117 公認心理師が留意すべき職責や倫理【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問117 公認心理師が留意すべき職責や倫理について、不適切なものを1つ選べ。 

 ① 心理的支援に関する知識及び技術の習得など資質向上に努めなければならない。
 ② 法律上の「秘密保持」と比べて、職業倫理上の「秘密保持」の方が広い概念である。
 ③ 心理的支援の内容・方法について、クライエントに十分に説明を行い、同意を得る。
 ④ 心理状態の観察・分析などの内容について、適切に記録し、必要に応じて関係者に説明ができる。
 ⑤ クライエントの見捨てられ不安を防ぐため、一度受理したケースは別の相談機関に紹介(リファー)しない。

解くときの考え方

解き方:思考

公認心理師の在り方を想像すると、文章を読んで判断できると思います。

 ① 心理的支援に関する知識及び技術の習得など資質向上に努めなければならない。
→公認心理師法第四十三条参照。〇。

 ② 法律上の「秘密保持」と比べて、職業倫理上の「秘密保持」の方が広い概念である。
→法律は明確に定義づけしてあるが、倫理は明確な定義づけがないので、当てはまると考えて、〇。

<<参考>>
公認心理師必携テキスト第2版
P30に詳しく解説あります。

 ③ 心理的支援の内容・方法について、クライエントに十分に説明を行い、同意を得る。
→特に問題なし。〇。

 ④ 心理状態の観察・分析などの内容について、適切に記録し、必要に応じて関係者に説明ができる。
→特に問題なし。〇。

 ⑤ クライエントの見捨てられ不安を防ぐため、一度受理したケースは別の相談機関に紹介(リファー)しない。
→クライエントに最適な支援をするためには、リファーが必要なケースもある。×。

しかし、過去問に似たような問題があり、別の相談機関を勧めるという解答が不適切というものもあるので、注意が必要。


過去問:第1回追試 問153

解答:⑤

<<参考>>
『公認心理師必携テキスト 改定第2版』

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