【第3回公認心理師試験】問126 DSM-5の急性ストレス障害【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問126 DSM-5の急性ストレス障害〈Acute Stress Disorder〉について、正しいものを1つ選べ。 

 ① 主な症状の1つに、周囲または自分自身の現実が変容した感覚がある。
 ② 心的外傷的出来事は、直接体験に限られ、他社に生じた出来事の目撃は除外される。
 ③ 6歳以下の場合、死や暴力、性被害などの心的外傷体験がなくても発症することがある。
 ④ 心的外傷的出来事の体験後、2週間以上症状が持続した場合は心的外傷後ストレス障害、〈PTSD〉について、に診断を切り替える。

解くときの考え方

解き方:知識

DSM-5に急性ストレス障害の症状として、
侵入症状、陰性気分、解離症状、回避症状、覚醒症状の5領域が記載されている。

 ① 主な症状の1つに、周囲または自分自身の現実が変容した感覚がある。
→解離症状。〇。

 ② 心的外傷的出来事は、直接体験に限られ、他者に生じた出来事の目撃は除外される。
→他人に起こった出来事を直に目撃することも対象とされる。×。

 ③ 6歳以下の場合、死や暴力、性被害などの心的外傷体験がなくても発症することがある。
→このような記載はない。×。

 ④ 心的外傷的出来事の体験後、2週間以上症状が持続した場合は心的外傷後ストレス障害、〈PTSD〉について、に診断を切り替える。
→障害の持続は心的外傷への暴露後に3日~1か月である。×。

カウンセリングをするものとしては、DSMの診断基準を熟知していないと、医療機関に勧めるタイミングを間違うかもしれません。
DSM-5の資料は何かしら持っておく必要はあると思っています。

解答:①

<<参考>>
『DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引』

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