【第3回公認心理師試験】問26 構成的グループエンカウンター【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問26 構成的グループエンカウンターの特徴として、最も適切なものを1つ選べ。 

 ① グループを運営するリーダーを決めずに実施する。
 ② 参加者の内面的・情動的な気づきを目標としていない。
 ③ 特定の課題設定などはなく、参加者は自由に振る舞える。
 ④ レディネスに応じて、学級や子どもの状態を考慮した体験を用意できる。
 ⑤ 1回の実施時間を長くとらなくてはいけないため、時間的な制約のある状況には向かない。

解くときの考え方

解き方:知識

構成的グループエンカウンターについては知っていました。

國分康孝先生の本を数冊拝読しており、自分でもプログラムを作成していたりしました。

過去問や学習した参考書にはあまり記述が無かったと思い、手も足も出なかった受験者は大勢いるのではと思っています。

<<参考>>

構成的グループエンカウンター

 ① グループを運営するリーダーを決めずに実施する。

→運営するリーダーの進行のもと実施します。×。

 ② 参加者の内面的・情動的な気づきを目標としていない。

→内面的・情動的な気づきも目標のひとつです。×。

 ③ 特定の課題設定などはなく、参加者は自由に振る舞える。

→特定の課題設定をグループワークを通して進行していきます。×。

 ④ レディネスに応じて、学級や子どもの状態を考慮した体験を用意できる。

→『レディネス』というワードがとても大事です。レディネスに応じてグループを考えたりもするので、プログラムを作成するのはかなり難しいと思っています。〇。

レディネス:学習できる状態(学習準備)

 ⑤ 1回の実施時間を長くとらなくてはいけないため、時間的な制約のある状況には向かない。

→1回の時間はだいたい30分~1時間で作成していました。通常のカウンセリングも30分~1時間は実施するので、「実施時間を長くとらなくてはいけない」とは言わないかと思い、×。

解答:④

余談ですが、「カウンセラーとは?」「カウンセリングとは?」という問いに、共通した一意の答えは無いと私は思っています。

そんな中、國分康孝先生がその著書にて記述している「カウンセラーのとはこうあるべきだ」というものが、私にとってはすごく共感できるものでした。

先生の講義を聞いてみたいと思ったのですが、私がこの著書を知った年の4月に亡くなられていたようでした。

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