【第3回公認心理師試験】問127 作業同盟(治療同盟)【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問127 作業同盟(治療同盟)に関する実証研究について、正しいものを1つ選べ。 

 ① 作業同盟が強固であるほど、介入効果は良好である。
 ② 作業同盟の概念には、課題に関する合意は含まれない。
 ③ 作業同盟の効果は、対人プロセス想起法によって測定される。
 ④ 作業同盟が確立していることは、心理療法の介入効果の必要十分条件である。

解くときの考え方

解き方:思考

作業同盟(治療同盟)
「お互いに一定の心理的距離を保ちながら信頼関係の中でしっかりと取り組んでいく」、「転移関係に流されずに、分析的作業を進めていく」などのクライエントととの良好な関係性。

 ① 作業同盟が強固であるほど、介入効果は良好である。
→信頼関係がある方が、効果も得やすいので、介入効果も良いと考えられる。〇。

 ② 作業同盟の概念には、課題に関する合意は含まれない。
→課題に関する合意がなければ、作業=治療は開始できない(しにくい)ので、×。

 ③ 作業同盟の効果は、対人プロセス想起法によって測定される。
→対人プロセス想起法はカウンセラーの振り返りのような作業であり、作業同盟の測定ではない。×。

 ④ 作業同盟が確立していることは、心理療法の介入効果の必要十分条件である。
→必要十分条件ではない。×

必要十分条件とか懐かしい言葉ですね。
対人プロセス想起法については、手持ちの資料に記載がないので要復習です。

解答:①

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