【第3回公認心理師試験】【事例】問137 不安障害のテストバッテリー【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問137

30歳の男性A、会社員。独身で一人暮らしである。Aは、職場での不適応感を訴えて精神科を受診した。幼少期から心配性と言われてきたが、ここ半年ほどでその傾向が一層強まってきた。仕事で失敗したり、失業したりするのではないか、重大な病気にかかっているのではないかなど気になって仕方がない。自分でも心配しすぎだと分かってはいるが、いらいらし、仕事にも集中できず、疲労がつのる。寝つきも悪く、しばしば早朝に覚醒してしまうことがある。

医師からAの状態をアセスメントするよう依頼された公認心理師が、Aに実施するテストバッテリーに含めるものとして、最も適切なものを1つ選べ。 

 ① AQ-J
 ② CAPS
 ③ GAD-7
 ④ LSAS-J
 ⑤ Y-BOCS

解くときの考え方

解き方:知識

まずは選択肢のテストを知っているかどうかがポイントですね。
私は過去問で出てきていた、①、②、④、⑤を知っていたので、消去法で解答することができました。

過去問
第1回追試 問72
第2回 問69、問139

問題文から症状を分析

「幼少期から心配性と言われてきた」
「仕事で失敗したり、失業したりするのではないか」
「重大な病気にかかっているのではないか」

などから、不安障害を想像しました。

 ① AQ-J
→Autism – spectrum Quotient。ASDのテスト。×。

 ② CAPS
→Clinician Administered PTSD Scale。PTSDのテスト。×

 ③ GAD-7
→Generalized Anxiety Disorder。不安障害のテスト。〇

 ④ LSAS-J
→Liebowitz Social Anxiety Scaleの日本語版。社会不安のテスト。×。

 ⑤ Y-BOCS
→Yale-Brouwn Obsessive Compulsive Scale。強迫性障害のテスト。×

Obsessive(強迫性)はよく出てくるので、英単語を覚えておきましょう!

心理検査の名称は、略称ではなく正式名称でも覚えておくと忘れにくいです。
解答以外の選択肢は全て過去問に出題されているので、過去問から学習をしっかりやっていれば取れる問題です。

解答:③

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