【第3回公認心理師試験】【事例】問75 むずむず脚症候群、レストレスレッグス症候群・RLS【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問75

70歳の女性A。Aは最近、昼間の眠気が強くなったと訴える。夜間の睡眠は0時から6時ごろまでで変化はなく、毎日朝夕2回30分程度の散歩をしている。高血圧のため3年前から服薬しているが、血圧は安定しており、健診でもその他に問題はないと言われている。最近、就床すると、足に虫が這うように感じて眠れないことがある。昼間の眠気はあるが、何かをしていれば紛れる。週3回の編み物教室は楽しくて眠気はない。食欲はあり、塩分摂取に気をつけている。

Aへの睡眠衛生指導上の助言として、適切なものを2つ選べ。

 
 ① 散歩は、睡眠に良い効果があるので続けてください。
 ② 睡眠時間が足りないので早く床に就くようにしてください。
 ③ 昼間に何かをして眠気が紛れるのであれば心配はいりません。
 ④ 深く眠るために熱いお風呂に入ってすぐ寝るようにしてください。
 ⑤ 足の不快感のために眠れないことについては、医師に相談してください。

解くときの考え方

解き方:国語

 ① 散歩は、睡眠に良い効果があるので続けてください。
→検診でも問題は無いとのことなので、問題無い。〇。

 ② 睡眠時間が足りないので早く床に就くようにしてください。
→その通りだが、公認心理師が言う言葉では無い。×。

 ③ 昼間に何かをして眠気が紛れるのであれば心配はいりません。
→公認心理師が言うこt・・・。×

 ④ 深く眠るために熱いお風呂に入ってすぐ寝るようにしてください。
→高血圧とのことなので、不適切。×。

 ⑤ 足の不快感のために眠れないことについては、医師に相談してください。
→レストレスレッグス症候群・RLSの可能性があるので、医師に相談は適切。〇。

試験当時は『むずむず脚症候群』、『レストレスレッグス症候群(RLS)』という言葉を知らなったのですが、
他の選択肢が違うことが明白だったので、正解できました。

解答:①、⑤

復習

むずむず脚症候群についてはいろんなサイトで紹介されていますので、是非調べてみてください。

むずむず脚症候群
[症状]
主に夕方から夜にかけて、就寝時などに脚に虫が這うような不快感(むずむずする感覚、痛み、痒み)があり、睡眠にも影響でるような、特有の辛さを伴う。

[原因]
明確ではないが、
有力な説として脳内の神経伝達物質の1つであるドパミンの機能障害や鉄が関与しているらしい。
二次性のものは、慢性腎不全(特に透析中)、鉄欠乏性貧血、妊娠、糖尿病、パーキンソン病、関節リウマチなどが要因として挙げられる。

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