【第3回公認心理師試験】【事例】問136 アロマザリング【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問136

1歳の女児A。Aは離婚した母親Bと共に、Bの実家で祖父母や叔母と住んでいる。実家の敷地内には、伯父夫婦やいとこが住んでいる家もある。昼過ぎから深夜にかけて仕事に出ているBに代わり、祖父母や叔母がときどき農作業の手を休めて、Aの世話をしている。いとこたちが学校や幼稚園から帰宅すると、Aは年長のいとこに見守られ、ときには抱っこされながら、夕食までの時間を過ごしている。

Aに対する養育の解釈として、最も適切なものを1つ選べ。 

 ① ク―イング
 ② コーチング
 ③ マザリーズ
 ④ ミラーリング
 ⑤ アロマザリング

解くときの考え方

解き方:知識

文章の解釈というよりは、選択肢の言葉について知識があるかどうかの問題だと思います。

過去問
第2回 問108

 ① ク―イング
→生後2か月~3ヵ月でみられる赤ちゃんの発声のこと。×。

 ② コーチング
→指導やトレーニングを指す言葉。×

 ③ マザリーズ
→乳幼児に向けて意識的に使う赤ちゃん言葉。じつは「~でちゅね~」などの赤ちゃんにとって難しい発音で語りかけることはよくないとか。×。

 ④ ミラーリング
→相手のしぐさを真似するラポール形成によく使われる手法。×

 ⑤ アロマザリング
→母親以外の人が、母親のように子育てに関わること。〇

①、②、④は言葉を知っていたので、即除外できました。

他の2択は知らない言葉だったので、想像力で解きました。(知らない言葉はとにかく想像するしかないです)
③、⑤の2択ですが、
⑤をアロマ・ザ・リングと認識してしまうと、③を選んでしまいそうですね。

アロ・マザリングと認識できれば、「マザリング → 母ってる」と現在進行形を習いたての中学生のような発想で解けるでしょう。(違う)
アロは「他の」という意味があるようです。

知識の幅の広さが問われる問題だったかと思います。

解答:⑤

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