【第3回公認心理師試験】【事例】問145 インテーク面接【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問145

20歳の女性A、大学2年生。Aは「1か月くらい前から教室に入るのが怖くなった。このままでは単位を落としてしまう」と訴え、学生相談室に来室した。これまでの来室歴はなく、単位の取得状況にも問題はみられない。友人は少数だが関係は良好で、家族との関係にも不満はないという。睡眠や食欲の乱れもみられないが、同じ頃から電車に乗ることが怖くなり、外出が難しいと訴える。

公認心理師である相談員が、インテーク面接で行う対応として、不適切なものを1つ選べ。 

 ① Aに知能検査を行い知的水準を把握する。
 ② Aが何を問題だと考えているのかを把握する。
 ③ Aがどのような解決を望んでいるのかを把握する。
 ④ 恐怖が引き起こされる刺激について具体的に尋ねる。
 ⑤ 恐怖のために生じている困り事について具体的に尋ねる。

解くときの考え方

解き方:知識

『インテーク面接』とは初回受領面談なので、そこですることは?と考えると明らかに不適切な選択肢があります。

 ① Aに知能検査を行い知的水準を把握する。
→公認心理師が初回受領面談で知能検査をすることはほとんど無いと思います。×。

 ② Aが何を問題だと考えているのかを把握する。
→実際、意識して面談は行いますが、把握しようとは思わないです。〇。

 ③ Aがどのような解決を望んでいるのかを把握する。
→何を目指してカウンセリングを継続するかを共有する必要はあります。〇。

 ④ 恐怖が引き起こされる刺激について具体的に尋ねる。
→恐怖のトリガーについて尋ねることによって、本人がより自身の反応に注意を向けることができるようになることもあります。〇。

 ⑤ 恐怖のために生じている困り事について具体的に尋ねる。
→現実的にどのような困りごとになっているのか尋ねることもあります。〇。

普段カウンセリング業を実施しているので、当たり前のように解けてしまったので、
解説が雑になっているかもしれません・・・。

解答:①

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