どうしても行動できない人に不足しているたったひとつのこと

コーチング

このブログだけでなく、様々なブログ、記事、SNS、本で紹介されている『行動する』ということ。

「人間関係を良くしたくて、コミュニケーション能力のトレーニングしたい。」

「やせたいからダイエットしたい」

「ボディイメージを良くしたいから筋トレしたい」

「良い大学に行きたいから、勉強したい」

「お金が欲しいから、稼げる仕事をしたい」

などなど、

こうなりたい(目標)から、こう(行動)しないといけない。

ということは、今やほとんどの人がわかっていると思います。

例えば、
「ダイエットしたい」
と思ったとき、
「でも、どうやったらやせるのかわからないんです・・・」
と悩む人はほとんどいないと思います。

ダイエットのやり方なんて、インターネットで調べればいくらでもわかりますし、
摂取カロリーより、消費カロリーを増やせば良いということも、調べなくてもわかると思います。

しかし、多く人が悩んでいると思います。

なぜなら、すれば良いことをできないからではないでしょうか。

今回は、そういう
「やり方はわかっているけれど、実際に行動できない」
という人に欠けているものについてお話ししたいと思います。

目標を達成したときに得られるモノのイメージは何ですか?

例えば、「やせたい!」と思ってダイエットを始めようと思ったとします。
しかし、なかなか行動が伴わず、いつまで経っても結果に辿り着けない。
でも、決して「やせたい!」という思いが嘘であるというわけではありません。

本人としては、本気で「やせたい!」と思っていると思います。

しかし、やせるためには、相応の『労力』が必要になります。

つまり、
やせた後に得られるモノに対して、かける労力が見合うものだと確信が持てない場合、なかなか行動は伴いません。

ダイエットに関するカウンセリングやコーチングもやっていたのですが、
成功する人は、決まって得られるものに対する確信を強く持っています。

「綺麗になりたいから、やせたい。」
「ボディイメージを良くしたいから、やせたい。」
という要望は多くありますが、そのままダイエットプログラムを始めたときの成功率はそんなに高くありません。

私が今まで見てきた中で、比較的成功率が高い(成功するまで継続して行動できている)人は明確な目標と、達成して得られるものの価値を確信しています。

わかりやすい例で言うと、
「やせた状態で、結婚式でドレスを着たい」
という目標がある方などは、上手くいく人が多い印象があります。

このように、目標が具体的でかつ局所的であると、行動は伴いやすいです。

お金を貯めるときも、

「将来のために貯金する!」
よりも
「欲しい車を買うために貯金する」
の方が行動が伴いやすいです。

さらに、
「来年の夏に、好きな人を含めた仲の良い友達と車でドライブに行くために車を買いたい!」
の方が、より強い行動意欲につながります。

漠然と「こうなった方がいいよね」だけでは、労力を感じてしまう人には行動することが難しかったります。

言い方を変えると、
その目標が達成できていない現状でも、そこまで困っていない場合は、行動できないと思います。

そういう人は、後になって本当に困ったときにようやく行動に起こせるようになります。
しかし、その時には心理的な余裕はほとんどなく、選択肢が少なくなってしまうため、また諦める方向に気持ちが動いて行ってしまう可能性も高いです。

このままではまずいと思う。
でもなかなか行動できないという人がやるべき2つのこと

1、妄想すること
労力をかけて目標を達成したときに、自分がどれだけ良い思いができるのかをひたすら妄想してください。
「やせさえすれば、モテるし、自分に自身が持てて仕事もバリバリできるようになる!」
などと、YouTubeでよく見るような広告のようなストーリーでも良いです。
自分が本当に労力に見合う成果を得られると確信を持つのです。

多くの偉人や、現代の成功者のほとんどが、この妄想力が高いのではないでしょうか。
「そうなったら良いな」
という思いが人一倍強く、確信を持てるからこそ行動できますし、
ひとつのやり方が失敗だったとしても、他の手段を模索し行動し続けます。

妄想を確信できることは、日本人でなくても難しいですし、
そこに実力を伴わせることはさらに難しいと思います。
だからこそ、偉業を成し遂げる人はほんの僅かしかいないのでしょう。

ただ、既に実績のある事実であれば、より具体的な方法を知ることで確信に近づけます。
そのためには、

・実際に実現している人の話を聴く
・自分の達成したいことに近い、または関する実話の書籍を読む
・自分に近い人の話を聴く

などをすると、よりイメージしやすく確信を持てるようになります。

志を同じくする仲間を見つけて、協力するということもとても効果的ですし、
確信を持ちやすい目標設定を上手に繰り返していく、という手段も効果的です。

2、悲観すること
労力を嫌がり、行動を起こさなかった自分がどれだけ悲惨な目に合ってしまうのかを想像してください。
本気で「そうはなりたくない」と思えた時、「不快を避ける」という理由で行動しやすくなります。

私のお世話になった先生で、けっこう太っていた先生がいらっしゃいました。
自他ともに認める太りすぎな体形だったのですが、本人はあまり気にしていませんでした。

しかし、あるときその先生が急にやせており、話を聴くと「20キロくらいやせた」とのことでした。
あんなに気にしてなかったのになぜ!?と聞いたところ、

「医者に、このままじゃ死にますよ。って言われたんだよね。」
とおっしゃっていました。

さすがに医者に死ぬよって言われたら、動かざるを得なかったようです。

これも1と同じように、「本当にこのままじゃまずい」と思える確信を得られたからこその行動です。

個人的には、このようなネガティブな妄想を確信に変えることは好みではないのですが、
世の中にはこちらの方が行動力が得られやすいというタイプもいます。
自分にあったやり方を考えても良いですし、
1と2の両方をやるのも良いと思います。

人は未来のことはわかりません。
だからこそ、良いことも悪いことも「本当にそうなる」という臨場感はなかなか得られないと思います。
しかし、その未来に対してどれだけ確信が持てているかで、行動するかしないかを変えていけるでしょう。

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