【第3回公認心理師試験】【事例】問140 高齢者に見られる症状【過去問】

第3回公認心理師試験

【注意】下記は、私の受験時の考え方によるものであり、完全な解答ではないので、参考程度にしてもらえるとありがたいです。

解き方は、『知識(知ってるか知らないか)』『思考(基本的な考え方による判断)』『国語(文章からの判断)』の3種類で分けてみました。

問題

問140

75歳の男性A。Aの物忘れを心配した妻の勧めで、Aは医療機関を受診し、公認心理師Bがインテーク面接を担当した。Bから「今日は何日ですか」と聞かれると、「この年になったら日にちなんか気にしないからね」とAは答えた。さらにBから「物忘れはしますか」と聞かれると、「多少しますが、別に困っていません。メモをしますから大丈夫です」とAは答えた。

Aに認められる症状として、最も適切なものを1つ選べ。 

 ① 抑うつ状態
 ② 取り繕い反応
 ③ 半側空間無視
 ④ 振り返り徴候
 ⑤ ものとられ妄想

解くときの考え方

解き方:国語

1、「この年になったら日にちなんか気にしないからね」
2、「多少しますが、別に困っていません。メモをしますから大丈夫です」

2つのやり取りから共通して当てはまる選択肢を選びました。

 ① 抑うつ状態
→うつ症状に関する文章が無いので、×。

 ② 取り繕い反応
→1のやり取りは、「日にちを把握できてなくても大丈夫」。2は「物忘れしても大丈夫」という、文字通り取り繕った反応なので、〇。

 ③ 半側空間無視
→右側、または左側の空間が見えていないような文章は無いので、×。

 ④ 振り返り徴候
→付き添っている他者の方を見て、確認する仕草。文章中には無いので、×。

 ⑤ ものとられ妄想
→文章中にそのようなやり取りは無いので、×。

消去法でも解ける問題だったかと思います。

解答:②

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